緑内障の症状

緑内障の症状

緑内障は、視野が欠損したり、視力が低下しますが、タイプによりその症状のスピードは異なり、徐々に進む症状と急速に悪化する症状があります。

一般的に緑内障は、自覚症状がほとんどなく、知らないうちに病気が進行していることが多いようです。緑内障は、早期発見・早期治療が大切なのですが、初期段階では、自覚症状があまりないために、症状が進行してしまってから受診する方が多いようです。

緑内障の症状の場合、視神経の障害はゆっくりと起こり、視野も少しずつ狭くなっていくため、眼に異常を感じることはありません。

急性の緑内障では、急激に眼圧が上昇し、目の痛みや頭痛、吐き気など激しい症状をおこします。

緑内障の症状とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気のことです。治療が遅れると失明に至ることもあります。

症状は、少しずつ見える範囲が狭くなっていきます。しかし、その進行は非常にゆっくりで、両方の目の症状が同時に進行することは稀なので、病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありません。
緑内障は中高年の方に起こる代表的な病気のひとつです。症状がない場合でも、定期的に眼科検診を受けることをおすすめします。

緑内障の中でも、患者さんに多いタイプの開放隅角(かいほうぐうかく)緑内障は、10〜15年という長い時間をかけて少しずつ進行していきます。というのも、人間は両目でものを見ているので、片方の視野に見えにくいところがあっても、もう片方がそれをおぎなってしまうのです。また、多くの方は、非常に悪くなるまで頭痛や眼精疲労(がんせいひろう)などの自覚症状がないため、症状の発見が困難です。